展開パターン 5: インデックスサーバーの増設

MOSS デザインパターン (archive)

Note

ほとんどの Sier, SharePoint MVP はこの方法を知らず、「インデックス サーバーは増設できない」と思っております。しかし、実際にはこのようにして事実上インデックスサーバーを増設することが可能です

コンテキスト

MOSS の導入以前から、ドキュメントの共有のためには、ファイル サーバーの共有フォルダを使用しており、MOSS の導入後も共有フォルダを併用しています。MOSS の検索の対象とするため、大きな組織では、共有フォルダ内のファイル数が膨大であり、それらの共有フォルダもクロールの対象になっています。

問題

ドキュメントのクロールに時間がかかっています。遠くの地域にあるファイルサーバーも巡回すると、フォルダ全体を一巡するのに 1 週間かかっていて、新規ドキュメントが検索されるまでに長い時間がかかります。

インデックスサーバーを増設し、インデックスの生成を短期間で行えるようにする必要があります。

解決策

インデックス作成専用のファームを複数作成します。それぞれのファームで、共有フォルダをクローラーに巡回させますが、クロールのスコープがあまり大きくならないようにします。
それぞれのファームで、共有サービスプロバイダを設定し、フェデレーション検索を構成します。メインのファームで検索すると、フェデレーション検索が行われ、すべての検索専用ファームから検索結果が変えるため、実際にはすべてのクロール対象となるファイルサーバーが検索結果として返されます。
インデックス作成専用のファームでは、冗長化の構成は必要ないことと、クライアントから UI 操作が発生するようなその他のサービスは動かす必要が無いため、非常に簡素な 1 台構成の作りで構いません。

物理サイトが離れている場合、サイト単位でファームを構成することを検討してください。これは、離れたサイトではレスポンスがシビアになるためです。

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