展開パターン 1: スタンドアローン構成

コンテキスト

部門内で個別に使用するグループウェアとして、MOSS を導入することにしました。

全社展開は考えていませんが、スモールスタートとして、そこそこの機能をしっかり使っていく必要があります。

問題

MOSS の最低限の機能を少人数で使用する必要があります。

しかし、組織が小規模であるため、システム構築にコストを割けません。

導入に詳しい者がいるわけではなく、Out of Box で使用することが望ましいです。

フォース

組織が小規模であるため、システム構築にコストを割けません。

ただし、共有コミュニケーションを中心としているため、障害復旧の条件は、ほとんど厳しくありません。

解決策

MOSS を 1 台構成で構築します。セットアップでスタンドアロン機を指定することで、データベースを含むすべての機能が 1 台のサーバー内にインストールされます。

保守面でも冗長化構成が前提となる大規模エンタープライズシステムと異なり、

・修正プログラムの適用手順が簡単

・復旧はマシンレベルのリストア及び DB のリストアのみ

といった、運用の手間が極力減らされます。