概要
SharePoint 2007, 2010 あたりでは、SharePoint はアプリの基盤として利用されていました。
リストの定義をカスタマイズすることも多々あり、そのカスタマイズを簡単に (ユーザーレベル?) で実施できるようにしたツールを作って使用していました。
当時のツールを SharePoint Online 向けにリメイクしたものを公開します。今では PnP.PowerShell を使えば簡単に実現できそうですね。
現在はモダン UI が主流のためお役御免ですが、SharePoint Online のクラシック UI なら使用できます。
カスタマイズの方法としては、無理やり JavaScript で UI を変更することはなく、SharePoint のリスト スキーマ (参考) をカスタマイズすることで実現しています。
このツールでできることの例
例 1:
タイトル列のほかに、[Column1] 列にコンテキストメニューをつけています。
例 2:
タイトル烈以外の列 [Column2] でも、アイテム詳細へのリンクになります。
↓ クリック
※ [Column2] がリンクになっており、[タイトル] 同様にアイテム詳細画面にリンクします。
例 3:
新規作成フォーム、表示フォームには出てくるが、編集フォームには出てこない列を作成しています。
(採番や識別子の列で使用)
<NewForm.aspx>
[新規作成のみ] 列に入力できます。
<DispForm.aspx>
[新規作成のみ] 列が表示されています。
<EditForm.aspx> (編集する欄が無い)
編集画面には [新規作成のみ] 列はありません。変更不可です。
実はこのリストには下記の通り [隠しフィールド] という列がありました。これらは新規登録フォーム、編集フォーム、詳細フォームいずれにも出てきませんが、設定画面にだけ出てきます。データを内部的に持たせておくときに使います。もちろん、画面 UI を使った登録はできませんので、プログラム的な話です。
そのほか、以下のようなことができます。
リスト操作
・リストを削除不可にする。
・リストを非表示にする。
列操作
・コンテンツ内にハイパーリンクを許可しない。
・ホワイトスペースを自動的に除去する。
・読み取り専用列にする
・列を削除不可にする
・フィルタ/ソート不可にする
・同じ表示名の列を作る
(たとえば、[タイトル」という表示名の列は、同じ表示名で “Title”, “LinkTitle”,”LinkTitle2″ という異なる列が存在しています。同様のことができます。)
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